延長の連絡が、送信できなかった日

自宅のテーブルでスマートフォンの画面を見つめ、送信をためらっている40代男性の後ろ姿のイラスト 休職リカバリー

休職の延長を、会社に伝える。
これを、もう何度も繰り返してきました。

この記事は、伝え方のテンプレートではありません。
延長を伝えるとき、自分がどう感じてきたか。
その記録です。

延長を決めたのは、体が動かなかったから

ノートパソコンを閉じて窓のほうを向く40代男性の後ろ姿のイラスト

最初に延長を考えたとき、「ああすればよかった」という後悔はありませんでした。

純粋に、体が無理でした。

心のどこかで、「これくらいで休んでいいのだろうか」という思いは、確かにありました。
それでも、冷静に見て、自分の体調は明らかにダメな状態でした。

延長すると決めた瞬間によぎった、複雑な感情

伝えるときの罪悪感は、かなり強いものでした。

職場のこと、とくに自分の仕事を代わりにやってくれている人のことを考えます。
自分自身にとっても、キャリアの面でもったいないと感じていました。
やりたかった仕事だったのにやりきれなかった、という気持ちは、今でも残っています。

予定通りに回復できなかった、というのは、あくまで自分の見立てです。
ただ、なった当初のことを思えば、復活を考えられる余裕自体が、そもそもありませんでした。

頑張りたくても、体が動かない。
動かないというより、いろいろな症状が明らかに出てしまっていて、見えない「なにか」から止められているそんあな状態でした。

送信ボタンを押せず、予約という方法をとった

延長の連絡をするとき、文章の内容は「ほんとうにこれでいいのか?」と散々迷いました。
そのときは周りのことが、まったく頭に入らないくらいの感覚でした。

最初の延長のときは、AIに「返信の文章を考えてほしい」と頼んで、その内容を修正して使いました。
それでも送信するときは、「文章の内容に迷い」、さらに「ボタンを押すこと」へものすごく緊張したのを覚えています。

結局、すぐには送信ボタンを押せなかったので、送信予約という方法を使いました
予約したあとは、パソコンを閉じて、なるべく気にしないようにしていました。

無理のない範囲で、自分に合ったやり方を見つけてもらえたらと思います。

会社との接触は、できる限り減らしている

これは、できる限り減らしたほうがいいと思っています。

休んでいるのに、仕事のようなことを続けるのは避けたい。
自分自身も、それはしないようにしています。
気になって、つい何かを読んでしまう、ということも、基本的にはしないほうがいい。
仕事のことを考えてしまい、体調が悪くなるのが、いちばん避けなければいけないことです。

どうしても確認しなければいけないときは、「朝いちばんに決まった時間にだけ見て、そのままパソコンを閉じる」という流れにしています。

上司への報告文は、AIに考えてもらい、自分は内容を確認して送るだけにしています。
仕事につながることは、自分から一から考えないようにする。
それくらいでいいと思っています。

何回かこなせば、少しは慣れてくる

毎月の診断書提出のやりとりも、回数を重ねると、多少は慣れてきます。

それでも、今も送信ボタンをすぐには押さず、送信予約にしています。
すぐに送信する必要は、そもそもありません。

何より、自分を一番大事にしてほしいと思っています。
ストレスの少ないやり方を見つけて、それを続けていけばいいのではないかと思います。

実際の手続きについては、こちらの記事に書いています。

気楽になんて、簡単には思えない

「気楽に考えて」「考えすぎないで」とは、よく言われます。
まずは自分を大事に、とも言われます。

でも、それがなかなか難しいのです。
それができないから、こういう状況になっている、という面もあります。

ただ、体が動かないというだけの理由で延長した、という事実は変わりません。
それで、いいのだと思います。

体に少しでも異変があるうちは、無理せず休む、延長する。
それに対して何かを言われるようなことは、本来ないはずです。
もしあるとしたら、それは悲しいことです。

先のことも、周りの人のことも、あまり考えすぎなくていいと思います。
今、いちばんつらいのは、あなた自身です。
どうか、休んでください。

つらさが続くようなら、ひとりで抱えず、主治医や専門の窓口に相談してください。


※この記事は、わたし個人の経験の記録です。会社への伝えかたや手続きは、それぞれの職場によって異なります。つらさが続く場合は、主治医や専門の窓口に相談してください。

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