休職を親に伝えた話。うちの場合は、比較的スムーズだった

自宅の部屋で静かにスマートフォンを持ち、メッセージの入力に躊躇している40代男性の後ろ姿。柔らかな朝の光が差し込む落ち着いた水彩画風イラスト。 休職リカバリー

会社を休むことを、親に伝えた話です。

検索すると、「親に休職を言えない」「言っても理解してもらえない」という声が、たくさん見つかります。
自分の場合は、そこまで苦しい経験にはなりませんでした。

ただ、これは自慢できるような話ではありません。
運の良い条件が重なっただけだと思っています。
同じことで悩んでいる人が多いことも、調べてみてよく分かりました。
それを踏まえたうえで、正直に自分の経験を書いておきます。

伝えると決めるまでの、迷い

一番強く思ったのは、「心配させないようにしよう」ということです。

報告しても、両親は生活やお金のこともあり、心配するでしょう。
でも、心配してくれる人には、誠実に応えるべきだと思っています。
自分の行動指針として、そこは大事にしてきました。

だから、まずは親を心配させないように、と考えて伝えました。

正直、少し言いたくない気持ちもありました。
何を言われるか分からない、嫌なことを言われたらどうしよう、という不安が、少しだけあったからです。

すぐには伝えず、1週間ほど時間を置いた

すぐには伝えませんでした。
というか、できませんでした。

理由は三つあります。
体調が悪かったこと。
会社への報告を優先したかったこと。
そして、自分自身の状態を、自分でもうまく把握できていなかったことです。

これからどうなるのか、今どういう状況に置かれているのか。
それが分からないまま話すよりも、いったん落ち着いて、ある程度情報がそろってから伝えたいと思いました。

会社を休むことが正式に決まってから話したかった、という気持ちもあります。
もちろん、気持ちがなかなか前に向かなかった、というのもあります。

LINEで伝えた

両親には、LINEで伝えました。

自分の場合、妻の両親にも伝える必要があったので、そちらは妻から伝えてもらいました。

そこまでかしこまる必要もないかともおもったので。

親の反応は、「よく頑張ったね」だった

両親からは、「今までよく頑張ったね」「お疲れさま」「ゆっくり休んでください」という言葉をもらいました。

「ああしなさい」「こうしなさい」というようなことは、何も言われませんでした。
ただ、「ゆっくり休んでください」とだけ言われています。

身内に、同じような経験をした人がいたこと

自分の身内に、私と同じような経験をした人がいました。

そのこともあって、両親の中には、この先どうなっていくのか、心配しておくべきことは何か、といった経験が、ある程度たまっていたのだと思います。
細かく自分から説明しなくても、分かっている部分が多かったのだと感じています。

だから、そこまで言葉数は多くありませんでした。

いい意味で、放置してもらっている

少しそっけないような感じも受けます。
それでも、心配してくれているのは、遠回しに伝わってきます。

今のところ、生活の支援を受けているわけではありません。
ただ、あれこれ言われない、必要以上に構われない、というのは、自分にとってありがたいことです。
両親に気を使う必要も、今はあまりありません。

症状を治すという意味では、今の距離感は楽なほうだと思っています。
ある程度は自分で考えて、自分で治していく。
そこを怠らないようにしなければ、という責任感はありますが、それはもともと持っていたものです。

無理のない範囲で、自分に合った距離感を見つけてもらえたらと思います。

伝えたからといって、関係が変わったわけではなかった

休職していることを伝えたからといって、両親との関係で何かが変わったということは、ありません。

どこにでもありそうな、関係性が今も続いています。

うちがスムーズだったのは、条件が重なった結果だと思う

今回、自分の状況をお話ししてきましたが、やはり普段の親との関係性が、大きなポイントになると思います。

自分のように、ある程度スムーズに話が通るケースばかりではないはずです。
それは難しいことだと思っています。

親の立場に立って考えれば、心配になるし、様子を見に行きたくもなるし、連絡もしたくなる。
それが自然なことだと思います。
家族のこれからやお金のことも、気になって当然だと思います。

自分の場合は、家族の支えがあって、少しずつ良くなってきています。
これを一人きりで立て直していくのは、かなり大変なことだと思います。
だからこそ、ある程度は周りに頼る必要がある、と考えています。

一人で抱えきれず、症状が出てしまうこともあります。
とくに一人で過ごしている人は、誰かの支えがないと、回復が難しい場合もあるのではないかと思います。

しんどい日は、無理をしないでください。
つらさが続くようなら、ひとりで抱えず、主治医や周りの人に相談を。


※この記事は、わたし個人の経験の記録です。ご家族への伝えかたや受け止められかたは、それぞれの事情によって大きく異なります。伝えられずに悩んでいる方も、どうかご自身を責めないでください。つらさが続く場合は、主治医や専門の窓口に相談してください。

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